変化するもの Vol.41

新しい世界に向けて、動き始めた社会。


変化には、身体が一番先に反応するものなのかもしれない。

ステイホームと言われた頃

夜がいままでより暗く思えて、変わった夢をみた。


やっと社会が動き始めたにもかかわらず

今、なぜかその時と同じような気持ちになる。


新しい世界にも希望はあるし

新しい仕事も生まれる。

成長する事業もあるだろう。

新しいシステムを構築するチャンスだと。

だけど

新しい世界という言葉の明るさには

身体がついていかない。


その世界を構築するまで

悲しんでいる暇はないことに我々は気付いている。

仕事だってもちろんする。

日本人は我慢強くて

泣いたり感情を露わにすることをしない。

でも

身体の中に積もってくる悲しみの存在から目をそらしていると

いつか笑うことができなくなる人が

多くなってしまうかも。


そんな不安を

なぜか身体が覚える。


人と逢ったり、話しをしたり、触れたりすることのできた

新しくない世界を想う、深い夜。

Ki・Ma・Ma いつもの日々 with camera

ANTIQUE × Camera 変わらないのがいい、いつもの日常。