『ポケット詩集』には
茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」が収録されている。
この詩を手元に置いておきたいと思って
書棚にしまってあったものだ。
この詩は
いつ読んでも背筋がシャンと伸びる思いがするのだが
時を経て詩集を読み返すと
「聴く力」の鋭さや
「汲む」の柔らかさに惹かれたりもして。
詩は
若者だけのものではないのだな
いつ読んでもいいのだな、と。
なんだかほっとする。
今は情報が多すぎるからだろうか。
日々否応なしに流れてくる情報よりも
ずっと本棚の中にしまわれていた言葉に
ハッと気づかされることがある。
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