詩と時 Vol.209

『ポケット詩集』には
茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」が収録されている。
この詩を手元に置いておきたいと思って
書棚にしまってあったものだ。

この詩は
いつ読んでも背筋がシャンと伸びる思いがするのだが
時を経て詩集を読み返すと
「聴く力」の鋭さや
「汲む」の柔らかさに惹かれたりもして。

詩は 若者だけのものではないのだな
いつ読んでもいいのだな、と。

なんだかほっとする。


今は情報が多すぎるからだろうか。


日々否応なしに流れてくる情報よりも
ずっと本棚の中にしまわれていた言葉に
ハッと気づかされることがある。

Ki・Ma・Ma いつもの日々 with camera

ANTIQUE × Camera 変わらないのがいい、いつもの日常。