日本語の「夢」には2つの意味があるが、英語の「dream(ドリーム)」、イタリア語の「sogno(ソーニョ)」やフランス語の「rêve(レーヴ)」などにも、同じ2つの意味があることが不思議だった。
調べてみると、日本語の「夢」はもともと眠っているときに見る夢を意味していたのだが、明治以降に西洋の言語が入ってきたときにその概念も取り入れたのだという。そして、西洋の“夢”もまた、もとは眠っているときに見るものを意味する言葉だったようだ。
中国語では、眠っているときに見る夢は「梦(mèng)」、将来なりたい夢は「梦想(mǐngxiǎng)」だという。
茶席の掛け軸などに用いられる禅語に「夢」というものがある。それは実体を捉えることのできないもの、万物は空(くう)であることを意味している。
睡眠は、疲れた脳と体を休ませて回復させてくれる。さらに、睡眠には傷ついた細胞を修復したり、免疫物質をつくったり、脳の老廃物を除去するほか、記憶の整理や定着の効果もあるという。
人はなぜ夢を見るのか。
心や意識の実体はどこにあるのか。
それは夢(空)なのだろうか。
さてさて
脳の処理能力を超えてしまったようなので。
今夜も素敵な夢の世界で
記憶をリセットしましょうか。
おやすみなさい。
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