「これから出会う人とは、さよならを言わなくてすむね」
大学を卒業するときに友人とこんな話しをしたことを想い出す。
大学の構内を歩きながら
みんなにさよならを言うのが悲しくて
きっと私たちはこんな話しをしていたのだ。
そして
それぞれの日々をスタートした私たち。
実際には
さよならなんてすることもなく
ただ顔を合わせる頻度が減っただけのことだった。
だけど
毎日飽きるほど顔を合わせていた日々は
胸の中から消えることはないし
ずっと、心の中にある。
それは
その後に出会った人も
その前に出会った人も
同じだ。
さりげなく
偽りもなく
ちいさなしあわせをくれる人。
生きてさえいれば
どんなに距離があっても
どんなに時間がかかっても
会いたい人には
きっとまた会える。
そう信じている。
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