桜雨 Vol.243桜が咲くと雨が降る。雨の日には意外と気に入った写真が撮れるのだが今夜、ライトアップされた桜を撮影している人は他に誰もいなかった。なぜなのでしょうね。カメラが濡れるから。。かな。31Mar2025
Best performance Vol.242焦ったり、慌てて何かをすると普段できることさえできなくなりミスを連発して、かえって時間がかかるなどいいことは1つもない。「時間がない → 焦る → 精度が下がる → ミスが出る」という悪循環は、何よりも避けたい事態だ。だから急いでいる時ほど落ち着いて平常心を保つように心がける。それは焦ってかえって状況を悪化させた自分自身の経験から得た学びだ。しかし、その状況は慌てている人から見るとまったく急いでいる様子がないように見えることもあるようだ。自分の中では最速かつ最適なパフォーマンスを出すために選択している平常心なのだがそれは(特に慌てている人からは)「結果的に案外スムーズに終わった」という状況になるまで、気付かれないことも多い。ところで...29Mar2025
春疾風 Vol.241黄砂と桜が同時にやってきた今日。それらから主役を奪うかのように存在感を示していたのは強風だった。晴れて暖かい日で久しぶりに日中を家で過ごしたのだけれど布団は干せなかったな。風は気圧の変動や寒暖差によって生み出される。春に激しく吹き起こる風を春疾風(はるはやて)と言うそうだ。穏やかな春風とは違って急に激しく吹く風だ。なんだか気持ちもザワザワ。不調も感じやすくなるそうなのでどうぞお気をつけて。26Mar2025
あの頃の未来 Vol.240物心ついた頃家には、誰が買ってくれたのかわからない絵本のようなこども百科があった。十巻くらいあるその本のなかでも私は“ふしぎだな”と“みらいのせかい”の巻がお気に入りでその2巻ばかりをいつも開いていた。内容を覚えてしまうほど読んだ“みらいのせかい”の巻には配達されることなくファックスのように家に届く新聞立ち乗りで自ら操縦して通学できるジャイロコプター1人ずつ入ってそれぞれに勉強できる学校のカプセルなど未来の生活がいろいろ描かれており未来の乗り物として車輪がなく磁石で動く超高速のリニアモーターカーが見開きで取り上げられていた。今日、万博会場を紹介する番組を目にしてふと思う。未来として人が思い描くのはいつでもテクノロジーが中心なのだなと...22Mar2025
混沌Ⅱ Vol.238たった数百字のテキストのテーマが決まらなくて混沌の中にある、夜。この混沌の状態が一番つらくてひとにはまったく見えないだろうけれどあたまの中はほかのことをしながらもずっともがいている。もう今夜がショウネンバだ。いや、タイムリミットだ。ほかのことをしている余裕はない。さあ、書くぞ。15Mar2025
保湿 Vol.237先日、肌の乾燥が気になって保湿ミルクを買った。私だけの症状なのかと思っていたのだけれどこのところ肌の乾燥を口にしている人に何人も会って皆同じことを感じていることに驚いた。もしかしたらこれが花粉皮膚炎というものなのか?花粉症(鼻炎)ではないのでいままで気が付かなかった、、、私。(だいぶ世間より遅いようです)保湿したらなんだかいい感じ。花粉症はだいじょうぶですか。15Mar2025
夢 Vol.236日本語の「夢」には2つの意味があるが、英語の「dream(ドリーム)」、イタリア語の「sogno(ソーニョ)」やフランス語の「rêve(レーヴ)」などにも、同じ2つの意味があることが不思議だった。調べてみると、日本語の「夢」はもともと眠っているときに見る夢を意味していたのだが、明治以降に西洋の言語が入ってきたときにその概念も取り入れたのだという。そして、西洋の“夢”もまた、もとは眠っているときに見るものを意味する言葉だったようだ。中国語では、眠っているときに見る夢は「梦(mèng)」、将来なりたい夢は「梦想(mǐngxiǎng)」だという。茶席の掛け軸などに用いられる禅語に「夢」というものがある。それは実体を捉えることのできないもの...07Mar2025
声 Vol.235フジテレビのドラマ「119エマージェンシーコール」。NHKのノンフィクション「エマージェンシーコール~緊急速報指令室」と同時刻に放送された第1回が地震速報で中断した影響もあり、途切れ途切れに観ていたのだが、このところ楽しみにしている。いや、決して楽しい内容ではないのだが、一度聞いた『声』や『音』を忘れない主人公が、周りや視聴者をハラハラさせつつも、仕事の意義や救命の知識をやわらかく伝えて、1時間後には通報者の無事が確認できて、感動も得られるところがドラマのいいところだ。最近はドラマよりも、現実が深刻で困る。寒波による大雪の報道が気になった2月だが、実はこのあたりは例年より雪も少なく乾燥しているからか、火事のニュースが相次いでいる。そ...26Feb2025
連動 Vol.233何の根拠もないのだがココロとカラダは連動しているのではないかと思う。がんばりすぎてココロが風邪を引いたとき。やらなければと思うことができなくなってしまうだろう。かつて、そんなことがあったときに普段から特別親しくしているわけではない意外な女の子から「群馬にラフティングに行きませんか?」というメールが届いた。ラフティングというのはボートに乗って川を下るものだと思っていた。実際にやってみると流れのないスポットで水の中に落とされたりしてとても驚いた。それは落ちたときに慌てないための練習だったと思う。まずは身を守る練習をしてから小さな滝のような激しい流れの箇所をボートで下るのだ。初めて訪れた場所でちょっとした命の危機を感じるアクティビティー。...11Feb2025
聴く Vol.232ふと思い出したこと。だいぶ前のことになるが仕事帰りや休日にカウンセラー養成講座に半年間通っていたことがあった。それは、父が亡くなった直後のことだった。当時から編集の仕事は好きだったのでどうしてもカウンセラー職を目指したいという気持ちではなかったが自分のメンタルを調整するためにも学んでみたいと思っていた。講座は心理学とは少し違っていて理論とともに実践で技術を学ぶものだった。実は、そこで学んだ傾聴の態度や技術は今でもインタビューや取材をする上でとても役に立っている。私の仕事は、その日初めて出会った人に「あなたの人生で一番心に残っていることを教えてください」と言うような仕事だ。そのように人の大切な部分に足を踏み入れるときにはせめて真摯な態...07Feb2025