ハチ公の部屋 Vol.171

情熱大陸を観て
ハチ公に部屋がプレゼントされたことを知った。
設置から撤収までたった24時間のインスタレーションとして登場した
《ハチ公の部屋》。

かわいらしくて素敵な部屋の壁紙には
さりげなく旧渋谷駅や上野教授とともに
忠犬ハチ公の像の前世の作品《大空に》の絵も描かれるなど

ハチとハチ公像への想いが詰まった部屋だ。

お部屋の中にいれてもらったハチは
あったかそうなベッドの上で
なんだかとてもしあわせそうで。。。

映像を介して触れた作品だったけれど
あえて陳腐な言葉にはしたくない
いくつもの想いが溢れた。

小雨が降る中で
傘を差しながらその前に立ったなら
作品のディテールまで感じられて
もっと違った感動があっただろうか。

芸術としての空間は共有できなかったけれど
たった24時間しかないその日にすべり込むように
時間を共有させてくれた番組に感謝した。


言葉を探して当てはめてみるけれど
それが陳腐に思えてしまうのは
言語では表現しきれない想いや意識。


言葉から溢れたものは
芸術と呼ばれるものだけでなく

きっと
動作やまなざしや声の出し方
そして、アウラに宿るのだろう。


Ki・Ma・Ma いつもの日々 with camera

ANTIQUE × Camera 変わらないのがいい、いつもの日常。