情熱大陸を観て
ハチ公に部屋がプレゼントされたことを知った。
設置から撤収までたった24時間のインスタレーションとして登場した
《ハチ公の部屋》。
かわいらしくて素敵な部屋の壁紙には
さりげなく旧渋谷駅や上野教授とともに
忠犬ハチ公の像の前世の作品《大空に》の絵も描かれるなど
ハチとハチ公像への想いが詰まった部屋だ。
お部屋の中にいれてもらったハチは
あったかそうなベッドの上で
なんだかとてもしあわせそうで。。。
映像を介して触れた作品だったけれど
あえて陳腐な言葉にはしたくない
いくつもの想いが溢れた。
小雨が降る中で
傘を差しながらその前に立ったなら
作品のディテールまで感じられて
もっと違った感動があっただろうか。
芸術としての空間は共有できなかったけれど
たった24時間しかないその日にすべり込むように
時間を共有させてくれた番組に感謝した。
言葉を探して当てはめてみるけれど
それが陳腐に思えてしまうのは
言語では表現しきれない想いや意識。
言葉から溢れたものは
芸術と呼ばれるものだけでなく
きっと
動作やまなざしや声の出し方
そして、アウラに宿るのだろう。
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