話題になっているチャットGPT。
先日、実際にAIに質問をして文章を作成する様子を目にした。登録するにはメールアドレスと電話番号を入力する必要があるとのこと。
「どんなものか一度使ってみたい」と思ってやめたのは、個人情報の入力が必要ということと、現時点では質問した内容でAIを賢くしてしまう可能性のほうが高いのでは?と感じたため。だけど、もう少し情報が出てきたら試してみたい。
しかし、AIが作成した文章は、著作権侵害の嵐であることが予想される。これからチャットGPTがどんどん普及して、文章作成は主にAIが担当するようになったら、人間の仕事は著作権と事実関係のチェックが主になるだろう。人間は著作権侵害をしないように留意して文章を作成しているので、その手間を考えたら、チャットGPTにはAIが利用した情報や文献が何かを特定できるようにしておいてほしい。
情報ソースの特定までできるようになって、参考文献までリストアップしてれたら万能だなとも思うけれど、「今、いい質問をしてAIを賢くしてしまうのは何だか嫌だな」と思うのは心が狭くて、時代に取り残されている思考なのだろうな。
Windows95が発売された当時のインターネットはまだ情報が希薄で、ただ個人のホームページにつながる程度の利用価値だったことを思えば、この20数年をかけて人間はこつこつとインターネット上に情報を蓄積して育ててきたのだと言える。
ただし、ネット上には本当に誤りが多い。そして、本当に有益で価値ある情報はネットでは調査することができない。確かな知識として人が知りたいと渇望する情報は、インターネットの外にある。きっとそれが、これからの人間の仕事になるのだろう。
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